実感いただける健康食品開発のため

職人気質のものづくり-研究開発-

中医や漢方理論に基づいた原料設計が大切です。ターゲットや訴求点から確かな「ものづくり」を約束します。

中医や漢方理念に基づいた、確かな「ものづくり」

和漢・漢方の原料卸、ゑびや草木庵はこの分野における専門業です。

漢方原料の卸提供を基軸に歩んできたい私どもだからこそ、漢方素材と向き合い、
これからの時代に求められる、和漢の新しいカテゴリやクライアントのご要望にお応えできるものと思っております。目、鼻、舌、手、耳、すべての五感を働かせ、最良の和漢・漢方素材を選りすぐることで、自然の力を人の健康に役立てていきたいと考えています。

商品開発の根幹は、陰陽五行と五臓

漢方には人の体を5つの「機能系」に分けながらも、
一つのつながりとしてとらえる「五臓」の考え方があります。
これは中国で古くから用いられていた自然哲学の「陰陽五行説」を中医や漢方に応用したものです。
「陰陽五行説」は「陰陽論」と「五行説」の二つの説から成り立ちます。

陰陽論

自然界のすべてのものを「陰」と「陽」の相反する二つの要素でとらえる考え方
(例) 月⇔太陽、暗⇔明、夜⇔昼、静⇔動、冷⇔暖

「陰」と「陽」の二つの要素はお互いの過不足を補いながら、最適なバランスを保っています。
この陰陽バランスは絶対的に定まったものではなく、その時々で流動的に変化します。
例えば寒い冬の後には暖かい春が訪れたり、また風邪のひきはじめには、
寒気の後に高熱が出るというように、陰陽のバランスはつねに変化しています。

五行説

「五行説」の五つの要素の性質

自然界のさまざまな変化や関係を
「木」「火」「土」「金」「水」
の五つの要素に分類していく考え方。
 「五行説」の「行」は、万物のもとになる元素を表しています。

5つの要素が、お互いの性質を助け合ったり、打ち消し合ったりすることで、
あらゆるものはバランスを保っていると考えます。

五行の特徴

この「五行説」を身体に応用したのが、最初に触れた「五臓」の考え方です。
「五臓」は「肝」「心」「脾」「肺」「腎」とい五つの機能系に分けられます。そして「五臓」のそれぞれが、木 = 肝、火 = 心、土 = 脾、金 = 肺、水 = 腎という対応関係のうえに成り立っています。このように五つの臓は、「五行説」の「木・火・土・金・水」の特性を備え、
相生関係と相克関係を保ちながら、お互いのバランスを保っています。

「五臓」を知るうえで一つ注意をしたいのは、
たとえば「肝」や「心」は、西洋医学でいう「肝臓」や「心臓」を、そのまま表した言葉ではないということです。「肝」には肝臓、「心」には心臓といった内臓が含まれますが、漢方の「五臓」はそのような内臓だけを表すのではなく、そのほかの全身の働きを含めたより広いとらえ方なのです。

このような考え方は、処方される漢方薬にも反映されています。臓器ごとに症状を見て薬を処方する西洋医学とは異なり、漢方は心と身体をトータルに把握しながら、その人の状態にあった薬を選んでいきます。

主に「肝臓」の働きと関係があり、血液を貯蔵し、血量を調整します。
また、五臓全体の働きがスムーズに行われるようコントロールします。
 自律神経と関係が深く、ストレスの影響を受けやすいという特徴があります。

主に「心臓」の働きと関係があり、血液を循環させます。
また生命活動を維持する働きを持っています。
 心=「神」ともいわれ、精神活動とも関わりがあります。

西洋医学でいう「脾臓」とは異なり、消化器系、代謝系などを含む働きを持っています。
特に食べ物を消化し、栄養を吸収します。ここで体内に取り入れられた栄養分は、カラダを形成している「気」(カラダを正常に動かす生命エネルギー)・「血」(血液の働き)・「水」(血液以外の組織液・体液)の原料となります。

呼吸器系・消化器系(大腸)・免疫系を含む働きで、西洋医学でいう「肺」の働きと関係があるのが特徴です。 全身に「気」を巡らせ、不要な気を排出するなど、「気」の働きをコントロールします。
水分代謝や皮膚とも深い関わりがあります。

成長・発育・生殖に関する働きがあります。
生命力の源でもあり、生きるために必要な精気を貯蔵しています。
西洋医学でいう「腎臓」の働きと関係があり、余分な水分を排泄します。

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